雨宮先生雨宮先生

夫婦になってからのへそくりは、財産分与の対象となります。
婚姻前の預貯金の場合は対象外です。

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1.知っておきたい、マイナンバー制度と財産分与の関係

マイナンバーと財産分与の関係

財産分与の際に、相手の口座情報として金融機関の支店が分からないと、財産分与の対象にならない場合があります。

しかし、マイナンバー制度が始まって、いずれは個人情報に口座情報もリンクされるようになります。(2021年頃からと言われています)

会社勤めの方は、会社からマイナンバー通知を請求されたと思います。これによって、国税庁は個人の収入を把握するのです。

現在、新しく口座を開設する際にはマイナンバー登録をすることは任意となっています。

数年先には、個人の口座情報(全ての)もマイナンバーを把握できるようにされるようになるので、夫(妻)に隠れて貯金や別名義(親族の口座)に入金をしていても分かってしまうようになります。

よって、夫(妻)に内緒の口座にへそくりをしていても財産分与の対象となってしまいます。

マイナンバー制度を導入するメリットとして下記のことがあります。

1.行政の効率化
行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されます。

2.国民の利便性の向上
添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、国民の負担が軽減されます。 また、行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関から様々なサービスのお知らせを受け取ることができます。

3.公平・公正な社会の実現
所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとともに、本当に困っている方にきめ細かな支援を行うことができます。

出典:マイナンバーとはなんの事?

雨宮先生雨宮先生

マイナンバー制度の導入によって、政府や行政機関が個人資産を全て監視できるようになります。

そうすれば、隠し預金、へそくり、生前贈与なども全て補足されるようになってしまいます。

2.相手のへそくりを見抜くには?

財産分与対象へそくり

離婚が決まってから、財産分与の話し合いを始めると、夫(妻)に財産を隠されてしまう可能性が高くなります。

よって、離婚を考え出した時点で財産を把握することが重要です。
夫(妻)の口座情報のチェックも別居前にしておきましょう。

調べ方は、金融機関からの郵送物をチェックしていれば見慣れない口座を見つけられることもあります。
そして、金融名・支店名・口座番号を控えておき財産分与のときに開示を請求して下さい。

3.へそくりがばれるのは何故?

夫(妻)に「もっと貯金があるはずだ!」とへそくりがばれてしまうケースもあります。
なぜなら、生活費として毎月渡した金額と生活水準を比べれば予測がつくからです。

例えば、毎月30万円夫が妻に生活費を渡している家庭のケースです。

普通はへそくりがばれるケース!

  • 住宅ローンが10万円
  • 光熱費が5万円
  • 食費が3~4万円
  • 雑費2万円
  • 子ども無し

収入合計:30万円
支出合計:21万円

9万円の差が有り、余程のバカじゃなければ「へそくりがあるだろう」と予測が付く!

夫が分かっている使い道は上記の21万円で、妻は化粧品や美容室にもあまりお金を使っていません。

残りの9万円程度の余裕があるのです。

結婚したてのころは、「何かあったときのために、あまった生活費は貯金しておくね」と妻は言っていましたが預金口座には、3万円程度しか残高がありません。

このような場合夫は、「妻が別口座にへそくりをしているのでは?」と疑問を持つものなのです。

離婚前には、仲が良かった夫婦のほうがお互いの生活内容を把握しているので、へそくりをしていてもばれる可能性は高くなります。

その他には、見慣れない金融機関からの郵便物が届いていることに気が付いて、確認されるケースもあります。

4.財産分与の対象になるものは?

婚姻してから夫婦が共同で増やした財産は財産分与の対象です。

よって、へそくりも婚姻してから貯めたお金のため、財産分与の対象となります。

主な財産分与の対象は下記の通りです。

財産分与の対象になるもの!

  • 婚姻してから購入した不動産(土地・建物)
  • 婚姻してから購入した車
  • 婚姻してから増えた預貯金
  • 婚姻してから購入した家財・家電
  • 婚姻してから購入した美術品・高価な宝飾品
  • 婚姻してから相続した不動産(これを維持するのに夫・妻の助けが必要だった場合)
  • 婚姻してから購入した有価証券
  • 婚姻してから加入した保険(養老保険などの貯金目的の掛け捨てではないもの)
  • 婚姻してからの会社でしている財形預金

今回のまとめ

へそくりは財産分与の対象になります。婚姻してからの預貯金は、財産分与の対象となるからです。

相手が銀行と支店を把握している場合、財産分与請求調停を申立られて情報の開示を求められる可能性もあります。

雨宮先生雨宮先生

一番ばれにくいのは”タンス預金”と言われていて、マイナンバー制度導入で自宅に金庫を購入する人が増えてきました。

ですが、タンス預金は盗難や火災のリスクもあります。